美容室のGoogle(グーグル)口コミを増やす方法7つ。ポップを置く前に、誰がいつ声をかけるかを決める
口コミを増やしたいと思ったとき、多くの店が最初にやるのは、ポップを作って置くことです。
ところが、ポップを置いただけでは口コミはほとんど増えません。増えている店と増えていない店の違いは、ポップの出来ではなく、お客様に声をかけているかどうかです。きちんとお願いすれば、書いてくださる方はいます。
この記事では、美容室で口コミを増やす方法を、現場で取りかかる順番に7つ並べます。
方法1 声をかける人を決める
「気づいた人がお願いする」にしている店では、ほとんど誰もお願いしません。全員の仕事は、誰の仕事でもなくなるからです。
決め方は2つあります。
- 担当したスタイリストが言う:仕上がりを一緒に見た本人が頼むのが、いちばん自然です。
- お会計の担当が言う:スタイリストが苦手な店では、受付で言う形にします。
どちらでもかまいません。大事なのは、「この場面では、この人が言う」と決まっていることです。
方法2 声をかけるタイミングを決める
お願いするのに向いているのは、お客様の満足がいちばん高い瞬間です。美容室なら、次の2つです。
- 仕上がりを鏡で確認した直後:「いい感じです」と言ってもらえたときが、いちばん頼みやすい場面です。
- お会計の前、席を立つ前:受付に移ると、お客様の気持ちは帰り支度に向かいます。
お会計が終わってからだと、遅すぎます。財布をしまったお客様は、もう店の外のことを考えています。
方法3 言う一言を決める
タイミングが来ても、言葉が決まっていないと口が動きません。その場で考える必要がないように、一言を先に決めておきます。
今日の仕上がり、もしよければGoogleの口コミに一言いただけませんか。
お時間のあるときで大丈夫です。
最後の「お時間のあるときで大丈夫です」が、お客様の逃げ道になります。断りやすい頼み方のほうが、頼む側も言いやすくなります。
場面別の例文は、こちらにまとめています。
方法4 お客様が書く手間を減らす
「いいですよ」と言ってくださったお客様が、実際には書かないことがあります。気が変わったのではありません。何を書けばよいか分からず、手が止まっているのです。
文章を一から考えるのは、思っているより大きな負担です。ここを軽くします。
- 「カットのことでも、接客のことでも、一言で大丈夫です」と、書く内容の例を伝える
- 長い文章を求めない
- 選ぶだけで下書きができる仕組みを使う
口コミAIは、この手間を減らすためのサービスです。お客様は店頭のQRコードを読んで、3つの質問に答えます。答えた内容から文章の下書きができるので、お客様はそれを読んで、直して、ご自身でGoogleに貼り付けます。
美容室向けの質問の画面は、こちらで試せます。
方法5 店の中で書ける時間をつくる
「あとで書きますね」と言われた口コミは、書かれないことが多いものです。お客様に悪気はなく、店を出たら忘れてしまうだけです。
ですから、書きたい方が店の中で書けるようにしておきます。カラーの放置時間や、お会計を待つ数分が使えます。QRコードは、席から読める場所に置きます。
ただし、その場で書くことを求めたり、急がせたりはしません。Googleの決まりでも、店の中で書くよう求めること、強いることは禁止されています。「今でも、あとでも大丈夫です」と伝えて、いつ書くかはお客様に決めてもらいます。
ここで、もう1つよくあるつまずきがあります。お客様が、自分のGoogleアカウントが分からない、ログインできないという場面です。
このときは、無理に進めないでください。
- スタッフがお客様のスマートフォンを操作しない
- その場でパスワードを探してもらわない
- 「次回で大丈夫です」と、いったん引く
ここで粘ると、仕上がりで上がった満足が下がります。口コミ1件より、次の来店のほうが大事です。
方法6 届いた口コミに返信する
口コミに返信がある店は、これから店を選ぶ人に「お客様の声を読んでいる店」だと伝わります。書いてくださった方にも、「書いてよかった」と思ってもらえます。
返信の書き方と例文は、こちらです。
方法7 件数ではなく、声をかけた人数を数える
「今月は口コミを10件増やす」という目標は、うまくいきません。書くかどうかを決めるのはお客様で、店が決められることではないからです。
店が決められるのは、何人に声をかけたかです。
- 週に1回、スタッフ全員で「今週、何人に声をかけたか」だけを確認する
- 口コミの件数は、結果として見る
- 声をかけた人数が0の週があったら、方法1と2に戻って、誰がいつ言うかを決め直す
声をかける人数が増えれば、口コミは後からついてきます。
やってはいけないこと
口コミを増やしたい気持ちが強いと、やってしまいがちなことがあります。どれもGoogleの決まりに反します。
- 割引や特典と引き換えにお願いする:「口コミを書いたら次回500円引き」は禁止されています。
- 満足していそうな人だけにお願いする:良い評価の人だけを選んで頼むことも、禁止されています。お願いするなら、全員に同じように声をかけます。
- スタッフや家族、知人が書く:実際のお客様の体験ではない口コミは、書いてはいけません。
- 店のスタッフが、お客様の代わりに入力する:書くのは、お客様ご本人です。
まとめ
- ポップを置く前に、誰が、いつ、何と声をかけるかを決めます。
- お客様の手が止まるのは、何を書けばよいか分からないときと、ログインできないときです。
- 店の中で書ける時間と場所を用意します。その場で書くことは求めません。
- 数えるのは口コミの件数ではなく、声をかけた人数です。
- 特典と引き換えにしない、相手を選ばない、の2つは必ず守ります。
口コミがなぜ書かれないのかを、お客様の側から見た記事もあります。