飲食店のGoogle(グーグル)口コミを増やす頼み方3つ。忙しい会計で言わず、卓上のカードに任せる

飲食店の木のテーブルで、お客様がスマートフォンを見ているところ。卓上に湯のみとおしぼり、白いカードの立てものが置かれている

飲食店の口コミには、ほかの業種と違うところが2つあります。

1つ目は、頼みやすいはずの会計のときが、いちばん忙しいことです。次のお客様が並び、席の片づけも待っています。「口コミをお願いします」と言う余裕は、ほとんどありません。

2つ目は、お客様のほうには、席で手が空く時間があることです。食べ終わって、ひと息ついている時間です。

ですから、飲食店では、スタッフが口で頼むことを当てにしません。お願いは、カードに任せます。スタッフがすることは、カードを置くことと、渡すことだけにします。

この記事では、カードの置き方と渡し方を3つと、そこに書く文面をまとめます。

頼まない場面を先に決める

先に、頼まない場面を決めておきます。

  • 料理を待っている間、食べている途中に声をかける:まだ食事が終わっていません。感想が出る前です。食事の時間のじゃまにもなります。
  • 「おいしかった」と言ってくださった方だけに頼む:満足していそうな方だけを選んでお願いすることは、Googleの決まりで禁止されています。カードは、全部のテーブルに、同じものを置きます。
  • 特典と引き換えに頼む:「口コミを書いたら1品サービス」「ドリンク1杯無料」「次回の割引券」。飲食店でよく見かけますが、Googleの決まりで禁止されています。

頼み方1 卓上にカードを置く

全部のテーブルとカウンター席に、同じカードを置きます。メニュー立ての横や、調味料の横です。

ご来店ありがとうございます。

お食事のあとに、よければGoogleの口コミでご感想をお聞かせください。

良かった点も、気になった点も、感じたままで大丈夫です。

(QRコード)

ポイントは、「お食事のあとに」と書くことです。料理を待っている間に目に入っても、書くのは食べ終わってから、と伝わります。

置いたあとは、スタッフから声をかけません。書いているかどうかも確かめません。いつ書くか、書くかどうかは、お客様が決めます。

頼み方2 会計のときは、カードを渡すだけにする

会計では、口で頼みません。レシートやおつりと一緒に、名刺ほどの小さなカードをお渡しします。

ご来店ありがとうございました。

Googleの口コミに、ご感想をお聞かせください。

(QRコード)

手が空いているときだけ、一言添えます。

よければ、お時間のあるときにお願いします。

ポイントは、会計をした全員に渡すことです。忙しい時間帯は渡さない、常連の方にだけ渡す、といった分け方をしません。忙しくて一言が言えないときも、カードだけは渡します。

小さなカードにするのは、持ち帰れるからです。店を出ると、お客様は口コミのことを忘れます。財布やポケットに残ったカードが、あとで思い出すきっかけになります。

頼み方3 持ち帰りや予約のお客様には、袋や連絡に添える

テイクアウトのお客様は、席に座りません。卓上のカードは目に入らないので、袋の中に、頼み方2と同じカードを入れます。

予約でご来店いただいたお客様に、お礼の連絡を送っている店は、そこに1行足します。

本日はご来店ありがとうございました。

もしよろしければ、Googleの口コミにご感想をお寄せください(任意です)。

▼こちらから書けます(口コミを書くためのリンク)

連絡を送るのは、店からのお知らせを受け取ることを了承している方だけにします。返事がなくても、2通目は送りません。

文字で頼むときの文面は、こちらにまとめています。

誰が置くか、誰が渡すかを決めておく

「気づいた人がやる」にすると、誰もやりません。係を決めておきます。

  • 卓上のカード:開店前の準備をする人。全部の席にあるか、汚れていないかを確かめます。汚れたカードは替えます。
  • 会計で渡すカード:レジを担当した人。
  • 持ち帰りの袋に入れるカード:袋に詰める人。

数えるのは、口コミの件数ではなく、渡したカードの枚数です。スタッフに「月に何件集める」といった件数を課すことは、Googleの決まりでも禁止されています。

お客様の手が止まる3つのところ

QRコードを読んでくださったのに、書かれないことがあります。理由は3つです。

1つ目は、何を書けばよいか分からないことです。「おいしかったです」の一言で止まってしまい、そのまま閉じてしまいます。

口コミAIは、この手間を減らすためのサービスです。お客様はQRコードを読んで、3つの質問に答えます。答えた内容から文章の下書きができるので、それを読んで、直して、ご自身でGoogleに貼り付けます。

卓上のカードに刷るQRコードを、口コミAIのQRコードにすることもできます。

飲食店向けの質問の画面は、こちらで試せます。

2つ目は、店を出ると忘れることです。席で書きはじめても、連れの方と話しているうちに、途中でやめてしまいます。頼み方2の、持ち帰れるカードが役に立ちます。

3つ目は、Googleにログインできないことです。ご自分のGoogleアカウントが分からない方は、少なくありません。このときは、無理に進めないでください。スタッフがお客様のスマートフォンを操作することも、しないでください。

低い評価が付いたときの返信

飲食店は、お客様の数が多いぶん、低い評価も付きやすい業種です。カードを全員に渡すと、気になった点を書く方も出てきます。それは、相手を選ばずに頼んでいる、ということでもあります。

返信で守ることは、3つです。

1. 言い返さない

「その日は混んでいたので」「そのようなことはないはずです」。事情の説明や反論から書きはじめると、これから店を選ぶ人には、言い訳に見えます。先に、おわびを書きます。

2. お客様が書いていないことを、書かない

  • 来店した日にちや時間
  • 人数、座った席
  • 注文した料理、会計の金額
  • 予約のお名前

「◯日の夜にご来店の4名様ですね」と返すと、店の側から、お客様を特定できることを公開したことになります。

3. 直すことを、1つだけ書く

ご来店いただき、ありがとうございました。

お料理をお出しするまでお待たせしてしまい、申し訳ありません。

混み合う時間帯のご案内の仕方を見直します。

よろしければ、またお越しください。

身に覚えのない内容の口コミは、Googleビジネスプロフィールの管理画面から、Googleに報告できます。削除されるかどうかは、Googleが判断します。

高い評価への返信も含めて、例文はこちらにまとめています。

やってはいけないこと

  • 特典と引き換えにお願いする:「口コミで1品サービス」「ドリンク1杯無料」「次回の割引券」は、Googleの決まりで禁止されています。
  • 書いた画面を見せてもらう:書いたかどうかを店が確かめることは、その場で書くよう求めることになります。
  • 満足していそうな方だけにお願いする:良い評価の人だけを選んで頼むことは、禁止されています。
  • 書く内容を指定する:「料理の名前を入れてください」「スタッフの名前を書いてください」「星5つでお願いします」とお願いすることは、禁止されています。
  • スタッフやその家族、知人が書く:実際に食事をしたお客様の体験ではない口コミは、書いてはいけません。
  • お客様の代わりに入力する:書くのは、お客様ご本人です。

まとめ

  • 飲食店は、会計のときがいちばん忙しい業種です。口で頼むことを当てにせず、カードに任せます。
  • 卓上のカードは、全部の席に同じものを置きます。「お食事のあとに」と書きます。
  • 会計では、小さなカードを全員に渡します。持ち帰りの袋にも入れます。
  • 「口コミで1品サービス」は、しません。
  • 低い評価には、言い返さず、おわびと、直すことを1つ書きます。

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