保険代理店のGoogle(グーグル)口コミを増やす頼み方3つ。契約しなかった方にも、同じカードを渡す

相談のテーブルで、相談員が向かいのご夫婦と話しているところ。テーブルに閉じたファイル

保険代理店や、お金の相談の窓口の口コミには、ほかの業種と違うところが2つあります。

1つ目は、来る前のお客様が、身構えていることです。「相談したら、売り込まれるのではないか」。これから相談先を探す方がいちばん知りたいのは、商品のことよりも、「話をちゃんと聞いてもらえるのか」です。

2つ目は、相談だけで終わる方が、少なくないことです。そして、その方の「契約はしなかったけれど、ていねいに聞いてもらえた」という声こそが、次の方の不安を消します。

ですから、この業種では、契約した方だけに頼む、ということをしません。相談に来られた全員に、同じカードを渡します。

この記事では、渡す場面を3つと、そこで言う一言をまとめます。

頼まない場面を先に決める

先に、頼まない場面を決めておきます。

  • 契約をお勧めしている場面で、一緒に頼む:ご提案と口コミのお願いが重なると、どちらも断りにくくなります。見返りを求めているようにも見えます。同じ場面では頼みません。
  • 契約した方だけに頼む:良い評価をくれそうな人だけを選んでお願いすることは、Googleの決まりで禁止されています。頼むなら、相談に来られた全員に、同じようにお願いします。
  • 検討中の方に、重ねて頼む:「家族と相談します」と持ち帰られた方に、返事を待たずに口コミの連絡を送ることは、しません。
  • 特典と引き換えに頼む:「口コミを書いたらギフト券」「粗品をプレゼント」。Googleの決まりで禁止されています。

特典については、もう1つあります。保険の募集には、お客様に特別な利益をお渡しすることについての、業界の決まりがあります。口コミのお礼として何かをお渡しすることは、Googleの決まりに触れるだけでなく、そちらにも関わります。お渡ししない、と決めておくのが確かです。

場面1 相談が終わったとき

ご相談がひととおり終わって、お帰りになるとき。資料と一緒に、名刺ほどの小さなカードをお渡しします。

本日はお越しいただき、ありがとうございました。

もしよければ、今日のご相談の感想を、Googleの口コミに一言いただけませんか。

ご契約されるかどうかには、関係ありません。

お時間のあるときで結構です。

ポイントは、「ご契約されるかどうかには、関係ありません」と言うことです。この一言で、お願いが、売り込みの続きではなくなります。

契約した方にも、しなかった方にも、検討中の方にも、同じカードを渡します。

場面2 手続きが終わったとき

ご契約いただいた方には、手続きがすべて終わって、控えの書類や証券をお渡しするときに、もう一度だけ、カードのことをお伝えします。

お手続きは、以上で終わりです。ありがとうございました。

先日お渡ししたカードですが、もしよければ、お時間のあるときにご感想をお聞かせください。

重ねてお伝えするのは、この1回までです。

場面3 年に一度の、ご契約内容の確認の連絡

ご契約いただいている方には、年に一度、ご契約の内容を確かめる連絡をしていると思います。その連絡に、1行添えます。

ご契約の内容に、変わりはありませんか。ご家族やお仕事に変化がありましたら、お知らせください。

※Googleの口コミでご感想をいただけると、励みになります(任意です)。

長いお付き合いの方に口コミをお願いするのは、年に一度、この機会だけにします。

文字で頼むときの文面は、こちらにまとめています。

誰が渡すかを決めておく

「気づいた人が渡す」にすると、誰も渡しません。場面ごとに、渡す人を決めておきます。

  • 場面1(相談の終わり)と場面2(手続きの完了):相談を担当した人。
  • 場面3(年に一度の連絡):会社の名前で、全員に同じ文面を送ります。

数えるのは、口コミの件数ではなく、カードを渡した人数です。担当者に「月に何件集める」といった件数を課すことは、Googleの決まりでも禁止されています。

お客様の手が止まる3つのところ

「いいですよ」と言ってくださったのに、書かれないことがあります。理由は3つです。

1つ目は、何を書けばよいか分からないことです。保険の中身は、むずかしい。「よく分かった気はするけれど、言葉にできない」という方が止まります。

口コミAIは、この手間を減らすためのサービスです。お客様はQRコードを読んで、3つの質問に答えます。答えた内容から文章の下書きができるので、それを読んで、直して、ご自身でGoogleに貼り付けます。

保険・金融相談向けの質問の画面は、こちらで試せます。

2つ目は、お金や家族のことを知られたくないことです。名前を出した口コミで、相談の中身を知られたくない方は、少なくありません。「ご相談の内容や、ご家族のことは、書かなくて大丈夫です」と、お願いのときに伝えます。

3つ目は、Googleにログインできないことです。ご自分のGoogleアカウントが分からない方は、少なくありません。このときは、無理に進めないでください。担当者がお客様のスマートフォンを操作することも、しないでください。

口コミに返信するときの注意

お客様が書いていないことを、返信に書かないでください。

  • 契約したかどうか、商品の名前
  • 保険料、保障の内容、資産の額
  • ご家族の人数や年齢、お仕事
  • お体のこと

お客様が「話をよく聞いてくれました」としか書いていないのに、「お子さまの誕生に合わせた見直し、お役に立てて」と返すと、会社の側から、お客様の家庭のことを公開したことになります。

返信で、商品を勧めないでください。「ぜひ◯◯の保険もご検討ください」といった文は、書きません。口コミへの返信は、これから相談先を探す人も読んでいます。売り込みを心配している方に、いちばん見せたくない文です。

返信の例文は、こちらにまとめています。

やってはいけないこと

  • 特典と引き換えにお願いする:「口コミでギフト券」「粗品をプレゼント」は、Googleの決まりで禁止されています。
  • 契約した方だけにお願いする:良い評価の人だけを選んで頼むことは、禁止されています。
  • 書く内容を指定する:「担当者の名前を入れてください」「保険料が安くなったと書いてください」とお願いすることは、禁止されています。
  • 窓口で、書き終わるまで待つ:その場で書くよう求めること、強いることは、禁止されています。
  • 社員やその家族、知人が書く:実際に相談したお客様の体験ではない口コミは、書いてはいけません。
  • お客様の代わりに入力する:書くのは、お客様ご本人です。

まとめ

  • 保険の相談は、「売り込まれるのでは」と身構えられます。相談だけで終わった方の声が、次の方の不安を消します。
  • 契約した方にも、しなかった方にも、同じカードを渡します。
  • 「ご契約されるかどうかには、関係ありません」と伝えます。
  • 契約をお勧めしている場面では、口コミを頼みません。お礼の品も、お渡ししません。
  • 返信には、ご相談の内容を書きません。商品も勧めません。

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