不動産会社のGoogle(グーグル)口コミを増やす頼み方3つ。頼むのは契約のあと、鍵を渡す日
不動産会社の口コミには、ほかの業種と違うところが2つあります。
1つ目は、契約が終わるまで、お客様と条件を話し合っている最中であることです。家賃、価格、入居の日。その途中で口コミをお願いすると、「書けば条件が良くなるのか」「断ると不利になるのか」と受け取られます。
2つ目は、鍵を渡したら、接点がなくなることです。内見から契約まで何度も会うのに、鍵をお渡しした日を最後に、連絡する理由がなくなります。
ですから、頼める期間は短い。契約が終わってから、鍵をお渡しする日までです。この短いあいだの、どこで頼むかを、先に決めておきます。
この記事では、頼みやすい場面を3つと、そこで言う一言をまとめます。
頼まない場面を先に決める
先に、頼まない場面を決めておきます。
- 契約の前に頼む:内見のあと、申し込みのあと、審査や条件の話し合いの途中。どれも、まだ決まっていない段階です。口コミのお願いは、契約が終わってからにします。
- 署名や説明の最中に頼む:大事な書類に向き合っている時間です。手続きがすべて終わってからにします。
- 条件がうまくまとまった方だけに頼む:良い評価をくれそうな人だけを選んでお願いすることは、Googleの決まりで禁止されています。頼むなら、契約した方全員に、同じようにお願いします。
- 特典と引き換えに頼む:「口コミを書いたら仲介手数料を割引」「ギフト券をプレゼント」。この業種でよく見かけますが、Googleの決まりで禁止されています。
相談のテーブルにQRコードの入ったポップを立てておくことは、構いません。置いてあるだけなら、お願いにはなりません。契約に至らなかった方も、そこから書くことができます。
場面1 契約の手続きが終わったとき
署名と説明がすべて終わって、控えの書類をお渡しするとき。お客様がほっとされる場面です。
控えの書類と一緒に、名刺ほどの小さなカードをお渡しします。
本日は、長い時間ありがとうございました。
もしよければ、ご相談から今日までの感想を、Googleの口コミに一言いただけませんか。
お時間のあるときで結構です。
ポイントは、契約した全員に、同じように渡すことです。
場面2 鍵をお渡しする日
鍵をお渡しする日は、口で頼める最後の機会です。物件を前にしているので、お客様も、これまでのことを具体的に思い出しています。
本日から、どうぞよろしくお願いいたします。
先日お渡ししたカードですが、もしよければ、お時間のあるときにご感想をお聞かせください。
物件の名前や場所は、書かなくて大丈夫です。
場面1でお渡ししたカードのことを、もう一度お伝えするだけにします。重ねて頼むのは、この1回までです。
場面3 入居後の、お礼の連絡
入居や引き渡しから1〜2週間たつと、暮らしはじめてからの感想が出てきます。この時期に、お礼の連絡を送ります。
ご入居から2週間ほどになります。お困りのことはありませんか。
気になることがありましたら、いつでもご連絡ください。
もしよろしければ、Googleの口コミにご感想をお寄せください(任意です)。
▼こちらから書けます(口コミを書くためのリンク)
お願いより先に、困りごとをうかがいます。設備の不具合があった方が、口コミ欄ではなく、まず会社に連絡できるようにするためです。
返事がなくても、2通目は送りません。
文字で頼むときの文面は、こちらにまとめています。
誰が頼むかを決めておく
「気づいた人が言う」にすると、誰も言いません。場面ごとに、頼む人を決めておきます。
- 場面1(契約の手続き)と場面2(鍵のお渡し):担当した営業の方。
- 場面3(お礼の連絡):会社の名前で、全員に同じ文面を送ります。
数えるのは、口コミの件数ではなく、カードを渡した人数です。担当者に「月に何件集める」といった件数を課すことは、Googleの決まりでも禁止されています。
お客様の手が止まる3つのところ
「いいですよ」と言ってくださったのに、書かれないことがあります。理由は3つです。
1つ目は、何を書けばよいか分からないことです。
口コミAIは、この手間を減らすためのサービスです。お客様はQRコードを読んで、3つの質問に答えます。答えた内容から文章の下書きができるので、それを読んで、直して、ご自身でGoogleに貼り付けます。
不動産向けの質問の画面は、こちらで試せます。
2つ目は、住んでいる場所を知られたくないことです。名前を出した口コミで、どこに引っ越したかを知られるのを心配される方は、少なくありません。「物件の名前や場所、金額は、書かなくて大丈夫です」と、お願いのときに伝えます。
3つ目は、Googleにログインできないことです。ご自分のGoogleアカウントが分からない方は、少なくありません。このときは、無理に進めないでください。担当者がお客様のスマートフォンを操作することも、しないでください。
口コミに返信するときの注意
お客様が書いていないことを、返信に書かないでください。
- 物件の名前、地域、最寄りの駅
- 家賃、価格、契約の条件
- 入居や引き渡しの日
- ご家族の人数や、引っ越しの事情
お客様が「親切に対応してもらえました」としか書いていないのに、「◯◯駅のお部屋、ご家族で気に入っていただけて」と返すと、会社の側から、お客様の住まいを公開したことになります。
返信の例文は、こちらにまとめています。
やってはいけないこと
- 特典と引き換えにお願いする:「口コミで仲介手数料を割引」「ギフト券をプレゼント」は、Googleの決まりで禁止されています。
- 契約の前にお願いする:条件の話し合いの材料に見えます。
- 条件がまとまった方だけにお願いする:良い評価の人だけを選んで頼むことは、禁止されています。
- 書く内容を指定する:「担当者の名前を入れてください」「駅の名前を書いてください」とお願いすることは、禁止されています。
- 店の中で、書き終わるまで待つ:その場で書くよう求めること、強いることは、禁止されています。
- 社員やその家族、知人が書く:実際に利用したお客様の体験ではない口コミは、書いてはいけません。
まとめ
- 契約の前に頼むと、条件の話し合いの材料に見えます。頼むのは、契約が終わってからです。
- 鍵をお渡しすると、接点がなくなります。頼める期間は短いので、場面を先に決めます。
- 頼みやすいのは、契約の手続きが終わったとき、鍵をお渡しする日、入居後のお礼の連絡の3つです。
- 「口コミで仲介手数料を割引」は、しません。
- 返信には、物件の名前、場所、金額を書きません。