整体・整骨院のGoogle(グーグル)口コミを増やす頼み方3つ。「良くなった」と書いてもらおうとしない
整体・整骨院・鍼灸院の口コミには、ほかの業種と違うところが2つあります。
1つ目は、通っている方ほど、書く機会がないことです。毎週のように顔を合わせていると、通うことが日常になります。あらためて口コミを書くきっかけがありません。
2つ目は、体の症状に関わる話であることです。院としては、「楽になった」という声がいちばんうれしい。けれども、「良くなったと書いてください」とお願いすることは、書く内容を院が決めることになります。これは、Googleの決まりで禁止されています。
ですから、この業種では、頼む場面と、頼むときの言い方の両方を、先に決めておく必要があります。
この記事では、頼みやすい場面を3つと、そこで言う一言をまとめます。
頼まない場面を先に決める
先に、頼まない場面と、言わない言葉を決めておきます。
- 施術中に頼む:うつ伏せや横向きで、体を預けている場面です。断りにくい姿勢です。口コミの話は、施術が終わって、受付に戻ってからにします。
- 症状が楽になった方だけに頼む:経過の良い方だけを選んでお願いすることは、良い評価をくれそうな人だけを選ぶことになります。Googleの決まりで禁止されています。頼むなら、全員に、同じ区切りでお願いします。
- 「良くなったと書いてください」「痛みが取れたと書いてください」と言う:書く内容を指定することになります。頼むのは、「感じたままを」までです。
- 特典と引き換えに頼む:「口コミを書いたら次回の施術料を割引」「回数券を1回分サービス」。Googleの決まりで禁止されています。
場面1 会計と、次回の予約のとき
毎回かならず通るのが、受付です。会計と次回の予約のときに、QRコードの入ったカードをお渡しします。
本日もありがとうございました。
もしよければ、通ってみての感想を、Googleの口コミに一言いただけませんか。
説明の分かりやすさや、受付の対応など、感じたままで大丈夫です。
お時間のあるときで結構です。
ポイントは、頼む内容を、説明や対応についての感想にしていることです。症状がどうなったかを書くかどうかは、ご本人が決めます。
カードは、同じ方に毎回はお渡ししません。次の場面2と場面3の区切りに合わせて、お渡しする回を決めておきます。
場面2 経過を振り返る日
施術の計画に区切りがある院では、その区切りの日に、これまでの経過を一緒に振り返ると思います。その説明がひととおり終わったあとが、頼みやすい場面です。
ここまで通っていただいて、ありがとうございます。
もしよければ、通ってみての感想を、Googleの口コミに一言いただけませんか。
症状やお体のことは、書かなくて大丈夫です。
ポイントは、区切りを迎えた全員に、同じように声をかけることです。経過の良い方だけ、話のはずむ方だけを選ぶのではありません。
思うように楽になっていない方には、先に、これからの方針をていねいに説明します。お願いは、カードをお渡しするだけにします。
場面3 通い続けている方に、節目で
長く通ってくださっている方には、節目を決めて、年に一度だけお願いします。通い始めて1年、といった区切りです。
通い始めた日は院の側で分かるので、相手を選ばずに、全員に同じ節目で声をかけられます。
通っていただいて、1年になりますね。いつもありがとうございます。
もしよければ、通ってみての感想を、Googleの口コミに一言いただけませんか。
毎回お願いすると、通いにくくなります。節目だけにします。
誰が頼むかを決めておく
「気づいた人が言う」にすると、誰も言いません。場面ごとに、頼む人を決めておきます。
- 場面1(会計と次回予約):受付を担当した人。
- 場面2(経過を振り返る日)と場面3(節目):施術を担当した先生。
数えるのは、口コミの件数ではなく、声をかけた人数です。スタッフに「月に何件集める」といった件数を課すことは、Googleの決まりでも禁止されています。
患者さんの手が止まる3つのところ
「いいですよ」と言ってくださったのに、書かれないことがあります。理由は3つです。
1つ目は、何を書けばよいか分からないことです。
口コミAIは、この手間を減らすためのサービスです。QRコードを読んで、3つの質問に答えます。答えた内容から文章の下書きができるので、それを読んで、直して、ご自身でGoogleに貼り付けます。
整体・整骨院・鍼灸向けの質問の画面は、こちらで試せます。
選択肢には、来院のきっかけになった症状も入っています。これは「何で来院したか」を選ぶもので、効果を言うためのものではありません。院の側で選択肢を書き換えるときも、「治る」「改善する」といった、効果をうたう言葉は入れないでください。
2つ目は、症状を知られたくないことです。名前を出した口コミで、体の不調を知られたくない方は、少なくありません。「症状やお体のことは、書かなくて大丈夫です」と、お願いのときに伝えます。
3つ目は、Googleにログインできないことです。スマートフォンの操作に慣れていない方もいらっしゃいます。このときは、無理に進めないでください。スタッフが患者さんのスマートフォンを操作することも、しないでください。「ご家族と一緒のときで大丈夫です」と、いったん引きます。
口コミに返信するときの注意
患者さんが書いていないことを、返信に書かないでください。
- 症状、けがの内容
- 通っている回数や期間
- 受けた施術の内容
患者さんが「先生が親切です」としか書いていないのに、「腰の痛みが楽になって何よりです」と返すと、院の側から、患者さんの体のことを公開したことになります。
返信で、効果を約束しないでください。「必ず良くなります」「どんな痛みもお任せください」といった文は、書きません。
もう1つ、気をつけることがあります。整骨院や鍼灸院は、広告に書けることが、法律で限られています。いただいた口コミを、院のチラシやホームページに載せたいときは、先に、所属している団体や保健所に確かめてください。
返信の例文は、こちらにまとめています。
やってはいけないこと
- 特典と引き換えにお願いする:「口コミで次回の施術料を割引」「回数券を1回分サービス」は、Googleの決まりで禁止されています。
- 経過の良い方だけにお願いする:良い評価の人だけを選んで頼むことは、禁止されています。
- 書く内容を指定する:「良くなったと書いてください」「症状の名前を入れてください」「先生の名前を書いてください」とお願いすることは、禁止されています。
- 院の中で、書き終わるまで待つ:その場で書くよう求めること、強いることは、禁止されています。
- スタッフやその家族、知人が書く:実際に通った方の体験ではない口コミは、書いてはいけません。
- 患者さんの代わりに入力する:書くのは、ご本人です。
まとめ
- 通っている方ほど、口コミを書く機会がありません。頼む場面を、先に決めます。
- 「良くなったと書いてください」とは言いません。頼むのは、説明や対応についての感想です。
- 頼みやすいのは、受付での会計のとき、経過を振り返る日、通い続けている方の節目の3つです。
- 経過の良い方だけに頼むことは、しません。全員に、同じ区切りでお願いします。
- 返信には、症状や通院のことと、効果の約束を書きません。